根が深いなあ

いや、アメリカの先住民の話。

今週は結構毎日bs13時の映画を観ていて、レジェンドオブザフォールも先住民の話だし、昨日はアラブがテーマの「風とライオン」。これはショーン・コネリーベルベルジン訛りの英語が上手かった。そして今日は「許されざる者」。クリント・イーストウッドがいつ出てくるのかと思って観ていたら、1960年版のオードリー・ヘップバーンが主役の方だった。オードリーがもらい子の設定なのだが、なんと後からインディアンの子だったことが判明。それでうまく行っていた牧場のコミュニティが分裂して、最後はオードリーの家族とインディアンの大群(その中にオードリーのお兄さんがいる)の決闘となる。「インディアンとは住めねえ」と出て行った兄弟の一人が決闘の最後の方で出てきて、なんとか勝利するという話。

アメリカ社会においては、インディアン問題は根深く、のどの奥に刺さった鯛の骨みたいなものなのだなあと思った。

自分は、アメリカにゴルフ留学に行っていた時、そのスクールが半崩壊し、一応所属は続けていたが、近くのコミュニティカレッジのゴルフ学科に入り、同級生のインディアンと数か月生活した経験があるので、ある意味特別な思いでそういう映画を観ることになる。

また、パームスプリングスの街中を歩いていたら、ローカルのTV局のインタビューを受けたことがある。質問はメジャーリーグの「クリーブランド・インディアンズ」の名称のことだった。「特にいいんじゃない?」みたいな答え方をしたのだが、それから20数年後にインディアンズからカーディナルズに名称変更となったのだった。

自分が同居していたインディアンは、アメリカではなくカナダ人だったが、カナダ政府はインディアンが成人になると、400-500万円のお祝い金?を払うのだそうだ。

何度か書いているかもしれないが、我が国はアイヌ民族に対し、何らかの償いをしたのだろうか?

 

さてさて野球の話。おとといの日ハムvsソフトバンク4-4は、年に何回もないような見ごたえのある試合だった。新人の青森出身福島投手が初回こそ打たれたが、強力打線相手に堂々たるピッチングをした。延長で4-2とされたときは、「これまでか?」と思ったが、グアチョの同点2ランはしびれたね。

それはそうと、相手ながら、小久保監督のあの姿勢は良くないね。首を大きくかしげて戦況を見るのは、ちょっとチームの士気にかかわると思った。まあ、相手チームなので、いいんだけどさ。ちょっと気になった。

 

水原氏のこと

一応大谷選手サイドの疑惑(送金した等)は晴れ、一斉に水原氏の袋叩きモードとなった。しかし、どういうわけか彼への同情を禁じ得ない。ある有名人は「万死に値する」とコメントしたようで、ギャンブル依存の団体等から撤回要請が入っているようだ。

満願寺の桜はまだ7分咲き程度

ただ、水原氏の功績は消しようがないものがあり、エンジェルスで二刀流を実行し、その前に首脳部にそれを許容させ、二年連続MVPを獲得したのは大谷本人の実力と努力のたまものであることは紛れもないが、水原氏の縁の下の支えが無かったらどうだったか?

ギャンブル依存症は立派な病気で、「どこにそんな時間があるのだろう」という状況で、その陥穽にはまる人は破産してしまう。以前書いたかもしれないが、横浜の行きつけのアメリカンパブのマスターも、突然破産して、急に店を閉じ、それによって自分の人生も進路変更となった。まあ、それは言い訳にしている部分もあるが。

当初7億弱の借金だったのが、今24億となった。さだまさし矢沢永吉ではないので、それを返すのはかなり難しいだろう。懲役刑になる可能性もあるだろう。しかし、そうなったとしても人生が終わるわけではなく、Life goes on. なのだ。日本に帰ることになれば、日本国憲法により「人は皆、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」ということは保証されている。

大谷選手は幸い今回の苦難を乗り越えられるタフなメンタルも持ち合わせているようで、「メンタルも含めて技術だと思っている」と言ってくれている。前にも書いたが中村天風先生の教えも精神的支えとなっているだろう。

なので、水原君のことはこれ以上袋叩きにせず、成り行きを見守るだけで良いのではないか?まだ39歳。全額返せるかどうかはわからないが、敗者復活の道まで奪う権利は我々外野陣にはないはずだ。

 

今日は午前中満願寺で水汲み、久々に上(お寺)まで行ってお参りした。おみくじは「末吉」、まあそうだろうな。

午後、あまり見る気はなかったが、「レジェンドオブフォールズ」をBSで観た。

なかなかドラマチックなストーリーで面白かった。アンソニー・ホプキンス脳梗塞になってからの演技、顔面麻痺も含めて、がすごかった。あとは、インディアンの葬儀の時ののりとというのか雄たけびというのか、それも良かったし、敵を倒してからの頭の皮をはぐ儀式も垣間見れた。30年前に、カリフォルニアのパームデザートに住んでいた時に、住んでいたビラに、頭の皮をはがれた白人の幽霊が出るという噂が立ったのだが、「なるほど、そういうことだったのか」ということがわかった。幸い自分は遭遇せずに済んだのだが。

 

昨夜の日ハムvsソフトバンクは、一番勢いのあるチームに対して、良く勝ち切ったと思う。山崎福也の粘り強さが光った。この強力打線相手に連勝は難しいとは思うが、楽しみにしている。

拉致問題解決法

これは自分の考えではなく、最近読んだ吉本隆明のインタビュー集に載っていたもの。

「解決方法は一つしかないんですよ。それは何かというと、首相が先頭になって閣僚を連れて行って、協議会合を公式に開いて条約を結んで、帰りたい人は自由に帰れるし、残りたい人間は自由にいれるようにするという協定を結べばすぐに解決するんです」という考えは、なるほどね、それは中国とかロシアに仲介してもらうのもアリかと思うし、「帰さないなら経済制裁というのは意味がない。拉致問題は人道的な問題と言って起きながら、政治的な問題(経済制裁)と取り換えるのはおかしい」というのもうなずける。「それに応じないならば、日本にいる北朝鮮系の人はみんな国に帰ってもらうことにする」

本気で政府が考えるならば、確かにそういうカードを切るべきだし、なんで今まで誰もやらなかったのだろうかと思う。横田めぐみさんのお父さんはすでに故人だし、お母さんの時間も刻一刻と少なくなっている。

裏金問題とかであたふたしている政治屋どもは早々に退場してもらい、そういう気骨のある政治家にやってもらいたい。

ただ、石破君みたいなタイプは、外野では評論家的にいい事ばかり言うけれども、いざその立場になったらあまり機能しないのは、残念ながら目に見えている。

 

さて、今日はここの物件を買って7年目にしてはじめて、近所の超有名・人気蕎麦屋に妻と言ってきた。なぜ今まで行かなかったかというと、「食べなくともなんとなく想像がつく」つまり、「大したことはないだろう」という読み。

平日でも全国各地からわんさと押し寄せてくる。

11時過ぎにリストに名前を書き、11時半前に席に通される。天そばを注文し、待たされること30分以上。

結論から言うと、予想は裏切られず、おそらく2回目は無いかな?

ゲストが来て「行ってみたい」と言われればお連れすることはあるかもしれない。

妻は、美味しかったと言ったが、では何がだめなのかというと、麺がちょっと水っぽくて、細切れなのだ。天ぷらがあったからよかったものの、せいろだけで勝負するのはちょっと厳しいのではないか、というのがワシの感想。

2度目は無いかな?写真では美味そうに見えるのだが・・・

 

プチ花見

土曜の夜は、地域の町内会の会合。これがあると、休んだ気にならないんだよな。

日曜も回覧版の手配と回し。

ついでに班長のおじさんと立ち話。ジャズバンドをかなり積極的にやっているらしいのだが、2つのバンドとも、ドラマーは足りているとのことで、そうなると自分の出番は無い。

ただ、ビッグバンドのドラマーは50歳ぐらいの独身貴族らしく、結構面白そうな感じなので、今度ふらっと訪ねてみようかと思う。

日曜は14時からプロ野球

庭の山桜が満開となったので、桜の下でバーベキューではなく、酒を飲みながらベースボールライブで観戦する。なかなかおつなものだ。

ただし、ゲームの方は日ハムの根本がまったく良いところがなく、1回で3点先制してもらったにもかかわらずすぐに同点にされ、後続も打ち込まれ、6-3の負け。去年までの負け癖に戻らなければ良いが・・・。

桜を見上げながら、「あと何回こうやって花見できるかなあ」と話しかけてみた。

30回なのか、10回未満なのか?それは神のみぞ知る。

 

さて、今朝のマスターズファイナルは、シェフラーが世界ランキング1位の強さを見せ、後半は2位以下を圧倒した。松山は今回はダメだったね。また次のメジャーで頑張ってくれ。

あと何回この下で花見できるかなあ

 

松山予選落ちか?

今朝は5時過ぎに目が覚めるも、なんとなく体が重く、走りに出る気分ではなかったので、朝風呂に入りその後マスターズをテレビで観戦。

松山は耐えに耐えるという内容で4オーバー。

最終ホールのティーショットを左に曲げ、寄せワン勝負という感じだった。

解説のトミーが「カットラインは5オーバー」と言ってたので、「まあ、ボギーでなんとか通過かな」と思い、放送が終わってしまったので、しばらくしてネットで見たらなんと6オーバー、つまりダボを叩いてチーン終了か?と思っていた。

そうしたら、どうやら6オーバー50位タイまでが通過という未確認情報。

なんとか通過したんだろうかなあ。予選落ちではあまりに寂しすぎる。

今日のオーガスタは結構な風が吹いていて、選手はかなり悩まされていたようだ。

「あり得ない風」ぐらいなコメントがあったかもしれない。でも、7mだろ?

自分のことで恐縮だが、1996年のゴルフ留学のホームコースはカリフォルニアのパームデザートなのか、デザートホットスプリングスなのか、そのあたりのデザート・デューンズというゴルフコースだった。

ここは、誇張ではなく常時50mぐらいの風が吹いていたよ。

「またまた」というかもしれないが、例えば、砲台グリーンでラインをしゃがんで読んでいた人が後ろにひっくり返るなんてよく目にした光景。クラブは3,4番手上げないとダメ。

あとは、フェアウェーを歩いていて、口の中に突風が入って歯が痛くなる、それで「あ、虫歯だ」と気づくなど、いろんな逸話があったよ。

なので、自分に言わせると、今日のマスターズの突風は大したことないのさ。

 

ところで、庭でいつものようにプラスチックボールを打っていて、ふと気が付いた。

今更なのだが「ダウンスイングで右が強すぎるのではないか?」

素振りはいい感じなのだが、本物の(プラスチック)ボールを打つときにダルることが多いのだ。

それで、右をほとんど使わない意識でやってみると、これが結構良いのだ。

アメリカに居たときに、大学のゴルフ学科の先生と「右サイド理論」なるものを作って、ゴルフ雑誌にも載るはずだったのだが、不義理をされてしまったこともあったが、ちょっとその右サイドが裏目に出ていたのかもしれない。

今更ではあるが、左主体でしばらくやってみようかと思う。

 

あ、それはそうと、昨日の日ハムvsオリックスは良かった。

オリの東にああいう形で土をつけられるような底力が今年はあるのかもしれない。

今日の試合も楽しみだが、加藤貴之は申し訳ないが、打ち込まれるイメージしかない。

それを裏切って欲しいと思いながら今日も観戦する。

 

OJシンプソンの思い出

サラリーマンを一度辞めてアメリカにゴルフをしに行ったのが1994年。30年前の季節は今頃だったかな?

ゴルフ場内にあるコンドミニアムに4人で住んでいた。テレビを付けると毎日のようにOJシンプソンの裁判が放送されていた。

「このおっさん誰だろう?」というのが最初の感想。今なら、日本のスポーツ界で例えるなら、長嶋茂雄もしくはそれ以上の国民的英雄、と答えるだろう。

前妻を殺した物的証拠もそろっているとのことだったが、弁護士は全米でもトップクラスの弁護士ジョニー・コクラン。

判決が出たのは同年の夏ごろだったと思う。その時は、半分崩壊したゴルフ留学学校に在籍しながら、近くのカレッジ・オブ・ザ・デザート(砂漠大学)のゴルフ学科に通い始めていた。

判決の瞬間はリアルタイムでテレビで見ていたが、「OJ Simpson is not guilty」と裁判長は言った、確か女性だった記憶がある。「へえ、イノセントとは言わないんだ」と思った。

ゴルフ学科長のトニー・マンゾーニ(故人)は、「判決が出た時のOJのホッとした表情が印象的だった」と話していた。

「国民的英雄のスポーツ選手で、最高の弁護士を雇えれば、この国では人を殺しても無罪になる」と話していた人もいた。(テレビではタブーなのだろうが)

76歳で亡くなったということは、あの裁判の時はまだ46歳だったのか。

 

そして、今またマスターズが始まった。

1994年はマスターズが終了してから渡米したのだと思う。翌年1995年は、確かベン・クレンショーが優勝した。

 

ということで、今日は30年前のカリフォルニアの情景を思い出していたのだった。

 

ふるさと納税って

ふるさと納税は、まわりでやっている人はたくさんいるだろう。

2020組織委員会解散後、その関連会社に転職した人もいる。

我が家はというと。

自分たちが住む以外のところに納税するのがどうもピンとこないのでやったことはない。まして、好き好んで移住してきているので、他の自治体に納税する必要もない。

地方の産物が欲しければ、ネット等で自分で買えば良い。

ただ、自分の生まれ故郷の税収がピンチで何とか助けたい、というような場合はアリだと思うが、多くの人は返礼品が目当てなのではないかな。

そしたら、今朝の日経の株式関連面のコラム「大機小機」でふるさと納税を取り上げていた。

やはり、自分の住んでいる自治体の公共サービス(ゴミ収集、道路補修、上下水道、保健所等)を賄う税収が外へ出ていくのが問題と指摘していた。

「他の人が税金納めるだろう」という考えはあまりにも無責任ではないか?

極論ではあるが、自分が住む自治体の半数がふるさと納税をしたとする。その結果、これまで週に2度普通ごみの回収があったのが、2週間に1度になったらどうするのだろうか?

最近は、自分や自分たちの事しか考えないのが主流なのかもしれないが、そもそもの発送が幼稚なのではないだろうか?というよりも、国がそんなことを始めた意図というのが全くわからない。自治体を弱体化させて「お上の言うことを聞け」と、中央集権を強めたいのだろうか? 謎だ。

 

今日は、遅まきながら、自分の車は2000円払ってノーマルタイヤに戻し(東京だと6000円ぐらい取られる)、嫁のハスラーは自分で替えた。毎度、なかなかの重労働で、終了後は思わず昼からビールを飲んでしまった。