雨模様の日曜

なぜか7時前に目が覚めてしまった。
昨夜は合気道の進級テストの後、合気道の仲間と駅前の屋台で飲んで11時ぐらいに家に帰り、さらに近くのコンビニで買ったチューハイを妻と2本飲んで、酩酊状態でブログを書いてから寝た。

氷結果汁というのはなかなかのヒット商品だと思う。この手のアルコール飲料は、ネーミングも大事なのだが、なんといっても自分はパッケージデザインを重視する。その点、チューハイカテゴリでは氷結はナンバーワンだろう。特に最近リリースされた「早摘みレモン」はおいしいし、やはりパッケージが良い。逆に、どこのメーカーかわからないが、「ゴリッチュ」なんてのは、まず買う気にならない。最も、自分は購買を左右するマスカテゴリの人間ではなく、どちらかというと「ロングテール」領域の消費者なので、そのような観点からのマーケティングはあまり必要ないのかもしれないが。
そういえば、佐藤可士和デザインの発泡酒(キリン本生だっけ?)はどこに行ってしまったのだろう?あれの黒ビールはなかなか重宝していたのに、、。そんな短命に終わらせる商品なら、わざわざ可士和なんて使う必要ないだろう。


外はそぼ降る雨。しかし後に晴れるという予報。
今日は10時すぎからまた合気道の稽古。
最近日曜のこの時間帯に稽古があるので、「サンデープロジェクト」が見れない。
しかしながら、この番組も見る価値があまりなくなってきている。
田原総一郎氏もそろそろ引退したほうが良さそうだし、ゲストもアンポンタンばかり。
それでいて、この番組が世論を作っていると、勘違いしまくりの自負をしているから始末に負えない。日本の知があそこに集中しているのだとしたら、お寒い限りだ。
国際情勢を知りたければ、田中宇(さかい)氏のサイトを見れば十分であるhttp://tanakanews.com/。彼の情報収集&分析力には本当にアタマが下がる。


「情報」ということに関して自分が思うことは、表面に現れてくるものを追いかけたり集めたりしてもあまり意味がないということ。だから、日経新聞なぞは、もちろん毎朝読まないよりも読んだほうが良いが、それぐらいの価値しかない。
その情報が起きる「原理」をつかむ努力にもっと注力すべきだ。
これは、司馬遼太郎の『峠』峠(上) (新潮文庫) を読んで悟ったこと。
ただし日経でも、「やさしい経済教室」などのコラムを毎日読み続け理解するよう努める、というような読み方は意味がある。
「−−−−−ってゆっじゃなーい。でもアンタ、全然情報が起きる原理わかってないじゃーん。」と言われるのが、自分の現状ではあるが。

あと、今週はボードレールの『悪の華悪の華 (新潮文庫) という詩集を読み終わった。
何度かブログで取り上げた編集学校で、よく引用される本なので買っておいたのだ。
松岡正剛氏の千夜千冊、第773話http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0773.html でも取り上げられているが、普通の人ならば第一パラグラフですでにギブだろう。
だが、この本についてあの青木雄二先生が、コメントしている。(以下引用)「読むほどに非常に奥の深い文章で、ボードレールの感性の鋭さを感じずにはおれん。漫画家志望の方にはぜひ一読をおすすめしたい」
で、自分も1年ぐらいつんどくしといたのを引っ張り出して読んだのだが、正直なところよく良さが理解できなかった。感性が鈍いのか、読み方が浅いのか、おそらく両方だろう。

松岡氏の「空海の夢」空海の夢 は、二度読んだがあまり理解できなかった。僕は松岡チルドレンの末席を汚す者なので、ご本人に「読み方が悪いのでしょうか?」と一度聞いたことがある。
そうしたら、松岡氏は「いろんなモードで読んでみる。例えば思いっきり早く読んだり、逆をやってみたり。朝の爽快な気分で読んでみたり、徹夜明けの朦朧とした時に読んでみたり。」
なるほど、と思ったが、毎日のサイクルの中では読む時間そのものを捻出するのが大変なので、モードを替えるのはなかなか難しいのですよ、校長!
ただ、いつかこの部分を克服しないと1つ上に突き抜けるのは難しいのでしょうね。
今年中になんとか突き抜けて見せますよ。
とりあえず、今週は古本でやっとリーズナブルに手に入れた、高村薫氏の「レディージョーカー」レディ・ジョーカー〈上〉 を読む。ほんの数ページ読み始めただけで、彼女の取材力に圧倒される。どうすればこんな本書けるんだろうなあ。


雨も上がったようなので、公園で呼吸法体操をやってこよう。


(余談)
このブログにくっついた、グーグルアドセンス広告を見たら、共同PRの「広報大学」が載ってるじゃないですか。
これはなかなか的を得たマーケティングですね。
見直しました。共同PRさん。
そんなこと言ってるヒマあったら、自分の会社もアドセンスやらなきゃなー。
アドワーズよりははるかによさそうだ。