インソムニア

眠れない。ブログを始めてから脳の今まで使っていなかった部分が覚醒されてきたのか。
梅田さんの「ウェブ進化論ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) の「ブログ」のチャプターで、どなたかの引用で「ブログを1年続けるとものすごい成長がある」というのがあったが、なんとなくわかるような気がする。

以前のブログhttp://d.hatena.ne.jp/amigo_kimura/20060301で、松岡正剛さんのことに少し触れた。千夜千冊をのぞいて見たらなんと、金子郁容さんの「ボランティアーもうひとつの情報社会」ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書)がアップされているではないか?
なぜ、「なんと」なのかというと、松岡さんと金子さんの距離感が余りにも近いから。
僕が松岡さんを知ったのも、実は金子先生を通じてだった。

1990年、広告代理店勤務の頃にあるシンポジウムを企画し、金子先生にパネリストとして参加していただいた。その時に編集工学研究所および松岡さんのことも知った。
そのシンポジウムには、上野千鶴子(現東大教授)さん、島森路子広告批評編集長)さん、山崎浩一(コラムニスト)さん、谷村志穂(作家)さん他そうそうたる面々にご参加いただいた。

そして、2004年に松岡さんが校長をつとめる編集学校に入門した。
その学校を知ったのは、梅田望夫さんのCNETの記事で「千夜千冊」のことを書いていたのを見たからだ。

うーむ、ミスチルの歌じゃないけど、まさに「僕らは連鎖するー、生き物だよー」って感じだなあ。

そして、確か2004年秋だったと思うが、千夜千冊記念パーティーに参加したとき、あるパートの司会が金子郁容さんだった。休憩時間兼ドリンクタイムの時、ロビーがものすごい混雑だったのだが、「あー、金子先生に久々に挨拶したいなー」と思っていたら、いきなり目の前に現れたのでびっくりした。14年も前のイベントでお会いして以来なのに、覚えていて下さったので、うれしかった。


それはそうと、「ボランティア」の話。
自分が印象に残っているのは、「ボランティアをするということは、人を助けているようで自分も助けてもらっている」ということ。これは松岡さんも指摘している。
また、人とのつながりやネットワーキングということについては、金子先生はかつて雑誌のインタビューでこんなことを言っていた。「自分は人と人とのつながりの中でしか存在し得ない」と。
今日の千夜千冊を読んで、金子先生がすでにご家族をなくされていることを知ったが、それと関係しているのかもしれない。


あと、これは金子先生の著作ではないのだけれど、上野千鶴子さんの「接近遭遇」接近遭遇―上野千鶴子対談集という本の一部で金子郁容さんと対談しているのだが、これが結構スリリングだったように記憶している。また読み返してみようかな。


というわけで、編集学校の「守」と「破」をクリアした者としては、全くとりとめのない文章になってしまった。



そろそろ寝よう。