Kafka on the shore

チェ・ゲバラ殿

Last night, I finished reading “Kafka on the shore”.
村上春樹の「海辺のカフカ海辺のカフカ (下) (新潮文庫)を読み終わってしまった。終わって欲しくないという気もちもあったが仕方がない。久々に村上ワールドに引き込まれた。各国の人が、この本を読んでどう思ったかをいつか話し合ってみたい。
といっても、自分がどう感じたかを述べるのは難しい。村上ワールドに浸っていることが心地よいので、ストーリーの意味がどうの、というのはあまり重要ではないので。(自分にとって)
ちょっと気に入らなかったのは2点。
一つは、最後に白い瓜のような化け物が死んだナカタさんの口から出てくること。どうしても映画の「ヒドゥン(Hidden)」と結びついてしまう。もう一つは、1944年にナカタさんをはじめ、数人の子どもたちが倒れたことが何だったのかが結局明らかにされていない。
でもまあ、それほど重要なことではない。

ベートーベン、ハイドンなどの音楽について、深い描写が出てくるが、主人公の15歳の少年が、プリンスを聴いていることが結構象徴的かなと思った。
プリンスは、今はそうでもないと思うが初期の頃は、近親相姦、同性愛等倒錯した性を歌った曲が多い。なので、この本の根底に流れているものとオーバーラップさせたのかなと思った。少年が聴いていたのは「リトル・レッド・コルベット」と「セクシー・マザーファッカー」だったが。

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昨日やっとCommunication Arts の最新号が届いた(写真参照)。これはアメリカのアート雑誌で、2ヶ月に1回届く。今回は、表紙が語っているようにキューバ特集「Cuba Si 」(英語で言えば、Yes, Cuba! )で面白そう。毎号充実しているのだが、なかなか読む時間がなく積読(つんどく)になるケースが多いが、今回は気合を入れて読もう。(なんか知らんけど、モティベーションが少し上がってきたし)