禊(みそぎ)ということ

最近、合気道をやっていて禊(みそぎ)ということをよく考える。元々は、今お世話になっている合気会で、杖の稽古をする時の最後に杖の禊をすることがきっかけだ。
合気ニュースの2年前ぐらいのバックナンバーで、阿部醒石(せいせき)先生が詳しく禊のことを書いている。


その中で、目からウロコなことがあった。それは合気道の準備運動の中の1つ「舟漕ぎ運動」のこと。例の「エイッホーエイッホー」あるいは「エイッサーエイッサー」のあれである。前の道場ではかならずこれをやって、1セッションが終わると、丹田の前で手を組んで振る、ということをやっていたが、その意味がまったくわからなかった。

それが、醒石先生の記事を読んでやっと理解した。あれは禊の行の1つだったのだ。
正式名称は「天の鳥舟の行」。これは、流れの速い川、荒れた海で岸壁に近づいている、など厳しい状況を想定してやると良いとの事。
僕の場合、5年以上前、親友のボートで三浦半島のシーボニアで、優雅にボート遊びをした後でハーバーに戻ろうとしたとき、いきなり海が荒れて、本当に死ぬのではないかと思った状況を思い出して、この行をやるようにしている。左右50回ずつやると、かなりヘトヘトになる。
そのあと、丹田の前で手を組むのは、「振魂(ふりたま)の行」。これは1分間に数百回ぐらい手というか全身を振るわすとのこと。「水の行」(いわゆる水浴び)で寒くなった時や、筋肉が堅くなった時にやると良いとのこと。数百回振るうちに、無我の境地に入れるらしい。(自分はまだその境地は経験していない)
「水の行」は、水に一礼一拍したあと、左足、右足、腰、肩、頭という順で水をかける。
寒くて震えたら、振魂の行をする。
その他にも、「減食の行」とかもあるのだが、とりあえず上の3つを毎日やるようにしたいと思っている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今朝の純情きらりは、いよいよ達彦ママ(戸田恵子)の登場。達彦がいろいろと策を弄して、マロニエ住人が品行方正であるように見せたり、サクラとママが顔を合わせないよう試みるのだが・・・・・。
初美が、ここぞとばかりにママに売り込みをかけ、サクラたちが襖越しに聞き耳を立てるのだが、お約束どおり、内側から戸を開けた瞬間に倒れこんでバレるというパターン。
「サッ、サクラコさん!!」と言うときの戸田恵子の目をひん剥(む)く演技は、なかなか大女優の面目躍如(めんもくやくじょ)のシーンやね。
このドラマ、若手俳優はもちろん良いのだが、戸田恵子寺島しのぶ室井滋らが要所を締めているのが効いていると思う。