今日はカラヤンデー

ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100周年ということで、BSハイビジョンでカラヤン特集が組まれている。

カラヤンというと、どうしてもナチスドイツのSS隊員というイメージが自分の中にはあり、少しいやだったのだが、午前中のドキュメンタリーを見てだいぶ印象が変わった。
というか、ドイツ・オーストリア合作のこのドキュメンタリーは非常に良く出来ていて、トイレに行くのも我慢した。


ナチス隊員は、音楽家として生き残るためにやむを得ず選んだ道だったとのこと。(額面どおりに受け取ると)

徹底した完ぺき主義者。ジェット機、ヘリコプターを操縦士、車はポルシェ。レース用ヨットも完璧に操縦するという本当にスーパーマンみたいな人だ、カラヤンというのは。

また、バーンスタインとの対比も、リハーサル風景をテレコで切り替えて見せて、興味深かった。

オペラのリハーサルの時など、自分が俳優のように身振り手振りで情熱的にやってみせる。
また、演奏の風景を映画にしたときは、後でホルン奏者が下品に映っているから、という理由で撮りなおしをするなど、過剰とまで言える美意識は、普段の仕事では或る程度適当なところで妥協する自分としては、見習うべきところがたくさんあった。

神保町のレコード屋で、カラヤン指揮のものが100−300円でごろごろあったので、来週はそれらをぜんぶ買い取ろうと思う。

今日はこのあと、カラヤン特集の続きで16時から、ブラームスの1番、チャイコフスキーの悲愴と、自分の好きな交響曲トップ2をやるので絶対みよう。


そして、夜は2週間ぶりの合気道稽古。