4月読書など

昨日は名古屋(というか小牧)日帰り出張。暑かったにゃー。

さすがに疲れたが、最近疲れたときは睡眠を十分にとることにしている。
で、今朝は5時半には目が覚めてしまった。
朝っぱらからマリア・カラスのアリア集を聴いておりますわ、もちろんvinyl (LP)で。

今月は結局毎週の国内出張4回。このぐらいが限度だなあ体力的には。

さて、今日から5月ということで、4月の読書を振り返ってみる。
例によって年間通し番号で。

30.高橋和巳「わが解体」
31.浅田次郎「天切り松 闇がたり 1」
32.アラン・マレー「CEO vs 取締役会」
33.浅田次郎「天切り松読本」
34.浅田次郎鉄道員
35.ゲイ・タリーズ「汝の父を救え」(上)
36.ゲイ・タリーズ「汝の父を救え」(下)
37.川端康成「海の火祭」
(全8冊)
ちょいと浅田に偏ってしまった。しかし鉄道員はよかったよ。映画化もされブームっぽかったので敬遠していたが、スピリチャルな世界と義理人情の世界が上手く融合していた。
ゲイ・タリーズは、30歳ぐらいの時に買って読まずにいたもの。ニューヨークタイムズの名記者がマフィアの家族(といってもいわゆるファミリーではなく、奥さんや子供たちという意味)や、日常生活に踏み込んだドキュメンタリー。日本でここまでの取材が出来る記者はおらんだろうな。

川端康成のこの作品は、最後まで登場人物とそれらの相関関係がわからなかった。時代的には戦前のいわゆる、「モボ・モガ(モダンガール・モダンボーイ)」世代の恋愛ものなのだが、それに3つ?の神話、つまり日本神話、インドのマハーバーラタギリシャ神話が融合したというなかなか稀有な小説。

川端はほとんど読んでいないが、彼の作品の中ではかなり浮いたというか、意外な作品だったらしいよ。


さてさて、今日一日がんばれば、楽しい休みへ突入。
がんばろう。