7月読書

53.荷風全集 1 /永井荷風
54.サンクチュアリ/ フォークナー
55.戦場の村 / 本多勝一
56.魯迅全集 /魯迅 高橋和巳
57.なんで挨拶しなきゃいけないのお /金原亭世之介
58.速読受験術 / 椋木修三
59.はじめての宗教論 右巻 / 佐藤優
60.ベストセラー作家 その運命を決めた一冊/ 塩澤実信
61.鏡子の家 (上) / 三島由紀夫
62.     (下) / 三島由紀夫
63.現象学入門 / 竹田青嗣
64.講座哲学4 価値の哲学

さすがに速読的読み方なので、平均8冊から12冊へと増えてきた。
58.の速読の本では、たとえば学校の授業の前には、理解できなくとも
1ページ1−3秒でさっと飛ばし読みする「視読」でも十分効果があると
書いてあり、目からうろこが落ちた。
自分は雑誌などは勝っても読まずに終わってしまうケースが多かったので、
とりあえず手元に来たら一気に全ページ読み飛ばすことにしよう。

速読が熟達したら、1ページ1秒の理解度もかなり上がるだろう。
59.では、佐藤氏の宗教への造詣の深さがよく実感できた。「左巻」では
イスラムについても触れてくれることを期待する。
60.では、あのハードボイルド作家、大藪春彦が、若いころ地を這うような
辛酸をなめてきたことが書かれていて、少し感動した。古本屋で見かけたら
久々に読んでみようかな。

バンド仲間と練習のあと飲んでいて、三島の評価が低かったのだが、みんなちゃんと
読んでいるのかなあ。「鏡子の家」もなかなか良かったよ。
ラストシーンで、鏡子が追い出した夫がいよいよ戻ってくるときに、大きい犬7匹と
一緒に乗り込んで来たのが、何を象徴しているのかは理解できなかったが・・・。