第一次ボランティア出動終了

amigo_kimura2011-06-19

さて、二日目の17(金)。
朝5時ぐらいに目が覚めてしまって、仕事熱心な方ではないのだが、
会社のPCも持って来ていたので、1時間みっちりメールのチェック。

9時前にボランティアセンター到着。
二日目ともなると、もうベテラン面して、初回の人に駐車場のこととか
教えてあげたりする。


また初日のように、グループマッチングの会場に入る。
前日にガソリンも満タンにし、タイヤの空気圧も多めにしたので車も
出動させる気満々。

初日のメンバーを二人見つけたので、それ以外の人たちと計7人のグループを
形成した。自分はグループリーダーに任命されてしまった。

この日のタスクは四倉という海岸沿いの個人宅の所有地の、排水溝を
きれいにすること。なので排水溝の蓋を開ける道具も持って行った。

ところが、蓋を開けるどころか、溝が土砂で山のようになっていて溝どころ
ではない。
まず10時からその土砂を土のう袋に詰めるところからスタート。

しかし、あっという間に軽トラの荷台いっぱいになるぐらいたまり、
100枚もってきた袋もあっという間にはけてしまう。
その土のうは軽トラで集積場に運んで捨てる。これがまた重労働。

本当は集積場の写真とか載せたいのだが、ボランティアセンターからは
写真を撮らない様事前にキツく言われている。

センターに袋を追加で200枚持ってこさせ、午後1時には、溝もすっかり
きれいにした。

しかし、溝の土を掘る、なんというか鍬のような器具は積んでこなく、
そのお宅に借りたのだった。

追加の作業も含め、午後二時にはすべて終了。ちょうど雨が降ってきた。

依頼主のじいちゃん、ばあちゃんが「次もこのメンバーで来てくれねえか」と
言うぐらい我々は良くがんばりました。

7人の構成は自分以外は、還暦のおっさんコンビfrom東京、50代と思われ、
埼玉から原チャリで来たという独身のおじさん、30前後のストイックな
青年、前日一緒だったのは、30代と思われる神奈川から来た、腕に
タトゥーの入っているお兄ちゃん、そして、京都から自転車で来て、このあと
も自転車で宮城、岩手まで行くという、テントに寝泊まりしている若者。

いやあ、本当に個性的だなあ。

特徴としては、前日もそうだったけど、60代のリタイア組の方が全面に
キャラを出して声も大きく元気。

若者は自分をなかなか表に出さないタイプが多く、でも内に秘めた暑いもの
があり、総じてストイックな人が多い。

自分はというと、年齢的にはその中間で、バブル世代で生意気で、
一匹オオカミで人の言うことにたやすく従わない。


まあでも、なんというか、センターの運営にのっとって動いた感想は、
会社の研修に参加しているみたいだった。

でも、表現としては適切ではないかもしれないが、すごく楽しい経験だった。


ところでいわきは、放射量は東京杉並に比べて10〜100倍はあるはず
なのだが、マスクをしている人にはほとんどお目にかからなかった。

初日に地元から参加している女性が居て、原発のことを率直に聞いてみたが、
年間被曝量としてはセーフと思っているが、福島第一その他の爆発リスクと
いうことについては十分感じているとのこと。

エアコンを、外気を吸いこまないタイプに替えている人が多いらしい。



そんなわけで、無事第一次ボランティア出動は終了。
明日から現実社会に戻ります。
これ一回ということではなく、今回で自治体のボラセンに単身で参加する
コツはわかったので、次回は、そうだなあ南相馬とか、叔母が住んでいる
宮城の七ヶ浜、多賀城、あたりに行くのも良いかもしれない。