考えさせられた

今年は毎月30冊という目標を掲げたが、ちょっとビハインドかな。

今日は、宮家邦彦の「日本の敵」という新書を読んだ。

日本の敵 よみがえる民族主義に備えよ (文春新書)

日本の敵 よみがえる民族主義に備えよ (文春新書)

最後の方で、「日本は日本の敵対勢力となりうる中国(人)という国家・人間集団の中長期的趨勢を正確に分析・評価すべきことは当然だろう」というくだりがあった。

中国語はひところ一生懸命勉強したのだが、昨今の日中関係でほとほと嫌になってしまっていたのだが、宮家氏がいうように、最大の脅威となる国の動向から目をそらすというのも、それはそれでいかんなあと思った。

そして宮家氏は「特に重要なことは「正しい回答」よりも「正しい質問」を生み出す能力だ」とも語る。
その正しい質問というのが例えば、
「中国政府・中国共産党の長期的目標は何か? 中国経済人民解放軍の軍拡を支えることができるのか?ということ。

日本は日本で、世界に通用する普遍的なロジックでもって、日本の立場を説明する必要がある。

こりゃあ、うかうかしてられないね。
国民一人ひとりも、もうちと賢くならなければいかん。
国の存続は国民次第ということです。

なんか、固い話になってしまった。

錦織のテニスでも観るか。