なんか、古巣の親会社がひどいことになっている。
しかし、D社は昔から過労で自殺した人など何十人もいたはず。
なぜこのタイミングで?という感はいなめない。
もちろん亡くなった新入社員の方については気の毒に思っている。
他のメーカーや金融機関等と違い、代理店は上司がどうの、というのはあまりなかった気がする。
むしろ、クライアント(得意先&広告主)、自分の場合はおよび親会社のために必死に頑張ったように思う。
残業といえば、答えの出ない問題をかかえて、会社というか事務局として借りていたマンションに何日も泊りこんだこともあった。(そこで宴会もしたが・・・・)
一方、上司なんてへの河童みたいなところがあった。
営業だったので、「数字を達成するんだから誰にも文句は言わせねえ」というスタンスだった。
ただ、今年も何度かD社本社を訪れたが、うーん、フロアに活気がないし、人間としても昔のようなスケールの大きなDマンはもういなくなったね。
その代わり、どんどん管理がきつくサラリーマン的人間が増えた。
代理店たるもの、クライアントの要望に応えるべく必死に働くのは今も当然で、残業時間がどうのなんて大きなお世話だと思う。そして管理職が今も昔も全く管理できていない。
つーか、この業界、管理職なんてそもそも必要ないのだ。
ただ、残念ながらまったくの個人商店の集まりなので、隣の人が何をしているか全く知らないし関知もしない。
セルフマネジメントできない人は遅かれ早かれつぶれていく世界。
そういう覚悟がなければ入ってはいけない会社だったのだ。
その点、一般企業は必要のない管理社会でがんじがらめになって、ストレスを抱え込んでいるところが多いと思う。
やっていることの7、8割は無駄であると認識したほうが良い。
社員も今の半分で回るところがほとんどだろう。
でも、そうするととてつもない人間が職無しになるので、それはそれで無駄な人材を内包するのは意味があるのだろうが・・・。
いずれにせよ、D社問題は日本のサラリーマン社会の氷山の一角。
これを機に、”一億総活躍”が"一億総共倒れ"にならんことを願う。