Statictics kill 統計は・・・・

一応文科省認定のなんちゃって統計士なのだが、・・・、たまに新聞に広告が載っている通信教育のあれです。

 

常々政治とは人を殺すもの、その前に統計とは人を殺しうるものと思っていたが、それが現実のものとなってしまった。

念のためロシア語では、статистика убивает (スタチースチカ・ウビバエット)となるだろうか?

 

どういうサンプル(母集団)で調査するのか、結果のどこをクローズアップするのかで、いくらでも為政者の都合のよいデータにすることができるという恐ろしさを持つ、それが統計なのだ。

 

今回の事件は、それ以前の小学生(といったら小学生に怒られる、ごめん)以下のレベルのミスというか意図的不正と隠蔽。

万死、いや億死に値する。

 

例えば、コイズミ時代の派遣切り政策では、命を絶った人、生活基盤を失った人、結果として自暴自棄になり殺人事件を犯した人等はいくらでもいたであろう。

そういう意味で、政治とは人を殺すものと言える。

政治家たちは、そのくらいの責任感を持って仕事をしてもらいたい。

 

もっぱら自分の関心は、今回の統計疑惑で統計がブームとなるのか、それとも見向きもされなくなるのかということ。

 

それにしても、総務省統計局というりっぱな役所があるが、そこは今回の件ではどうなっているのだろうか?