やがて哀しきゴルフ会員権

村上春樹のは、「やがて哀しき外国語」だったか?
読んだような読んでないような・・・・。

約20年前に父が亡くなったときに、熱海のちょい先のゴルフ会員権を相続した。
父が生きている間は、時々親戚や友達も交えてプレーしたものだ。

全然名門ではなく、同じ名前で〇〇スプリングスというのはピート・ダイ設計の
良いコースだったと思うが、こちらはまあそれなりにしょぼいが、36ホールある
ゴルフコース。

父は、家とコースのロッカーにまったく同じセットを2つ用意し、磯子から電車で
身軽に行っていたようだ。

よく覚えていないが、150万ぐらいで買って、一時潰れそうになって、さらに50万ぐらい払ったようなことも聞いた気がする。

今我々は杉並在住なので、そこは車で行くにもアクセスが相当悪く、10年は
プレーしていない気がする。

ゴルフ会員権を持っていると、年会費というのを取られ、毎年春には27,000円程度
引き落とされる。

その時期は、車の保険、NHK自動車税などが重なり結構負担にもなる。

というわけで、もう売ってしまえと思い、住地ゴルフにネットで相談したところ、
なんと買い手がいなくて値がつかない。

手数料は一律5万円取られるため、「そちらの持ち出しになりますよ」という
あまりにも哀しい回答。
「退会されたらどうですか?」とも言われた。
なるほど、退会という手があるのか?
うーん、それが一番無難かもしれない。

それにしても、親父が好きだったコースがこんなことになるなんて。

コースの経営自体も危うい気がする。

とういトホホな話なのだった。