岸・サチヤの投げ合い、清宮決勝弾

パリ五輪は、あの開会式のせいか、いつものようにずぼっと没入できない。早田の銅メダルを獲った試合は良かったが。

SNSによる誹謗中傷に警鐘をさかんに鳴らしているようだが、こういうネット社会にしてしまったのだから、止めようもないだろうと思う。勝てば褒められ、負ければおとしめられるのは今も昔も同じこと。ネットを一切無視すればいいだけのこと。最も、人からそんなに注目されたことがないので、そうなった人の立場を理解することはできない。

 

さて、そういうわけで、五輪よりも野球の方が実際面白い試合をしている。昨夜は楽天岸と山崎サチヤとの投げ合い。岸には分が悪い印象で、昨日も良いピッチングをされた。サチヤも踏ん張っていた、7回までは。7回裏1アウト満塁で、スクイズの構えを見せた鈴木大地にサチヤが頭部危険球で退場。リリーフ生田目が後続二人を見事三振に。

解説はそこに触れなかったが、この長い攻撃で、頭部危険球後の診断時間もあり、しかも無得点ということで、ここですっかりペースを乱されて、8回表清宮に2ランを打たれてしまった。仮の話として、もし7回が3者凡退に終わっていたら、そのまま好投を続けて、延長戦になったかもしれない。

清宮は前の6回の打席で、高めのストレート3球で見事三振に仕留められていたので、8回は初球から狙いに行ったと思われる。それにしても、見事なホームランだった。

今晩は、加藤貴之の先発。丁寧に見事なピッチングをするか、楽天打線につかまるか、50-50の確率とみる。これも見ものだ。