2,3年前から「親ガチャ」というワードは流行ってるね。
今回帰京して娘の状況を見て「子ガチャ?」とか思ってしまったけど・・・。
残念ながら、生活の体をなしていないように思った。土日などは午後2時、3時に起きて長風呂して、ろくなものも食べずに4時からバイトに行き、帰宅は夜中の12時。日曜はその後「課題やっていない」と言って、結局ろくなものを食べずに月曜の朝大学に行った。昼夜逆転とかこの際目をつぶるとしても、食べるものを食べないと、そのうち倒れてしまう。食料はこちらも少し用意したのだが・・・。
妻は、それほど心配はしていないようだが。
さて、では自分の場合はどうだったかというと、親にかけた心配というのは今の娘の数倍になっただろう。やはりバイト人生で、23時に終了したらその後飲みに行って、朝方帰ってくる。大学に行かずに夕方まで寝て、またバイト。そんな生活だった。
19歳の時には、営業中の焼き鳥やさんに車で突っ込んだこともあった。そんなんでよく4年で卒業したもんだ。
社会人生活でも、銀座で飲んでタクシーで2万円も払って帰って、さらに磯子で朝まで飲んで帰宅したら父はもう起きて新聞を読んでいたが、特に怒るでもなかった。今、親の立場になってみると、何か言いたいのをひたすらグッとこらえてくれたのがよくわかる。ただただ息子を信じてくれたのだろう。
しまいには、31歳で安定した?会社を辞めてアメリカにゴルフ留学に行った時も、何も言わなかった。
安曇野から、横浜で一人暮らしをする娘を心配するよりも、何倍も心配したことだろう。
自分のことを省みるに、今の娘などは良くやっている方なのかもしれない。大学1年生の前期の成績も悪くなかったようだし・・・。
ということで、親が出来ることは、子を信頼して静かに見守ることに尽きるのかな?
そして、よっぽど脱線しそうになった時だけ、そっと手を差し伸べる、そんなにうまくいくかどうかはわからないが。