よむべし

人様に本を押しつけるのは趣味ではないが、ビジネス書もいいけど、もう少し大所高所に立った見方をつけるためにこういう本を読むのはいかがか?


えーと、古本で小林秀雄の「考えるヒント」というのを読んでいたら、

新装版 考えるヒント (文春文庫)

新装版 考えるヒント (文春文庫)

昔読んだ、岡潔の「春宵十話」が紹介されていた。
昭和30年代半ばに、新聞のコラムで連載されていたのに小林はひきこまれ、こういうのは本にならないんだろうなあ、と思っていたらしい。
21世紀に実現したんですよ。
春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

「数学なんて役に立たないものをどうしてやるんですか」と聞かれて岡先生は「スミレはただスミレのように咲くだけでいいんですよ」と答えるそうだ。

人それぞれのあり方なんて、それぞれでいいではないか?
理由なんてどうでもよい、という考え方はいいな。

会社で汲々としている人には、ちょっとした止まり木になるやもしれん。