2月、如月(きさらぎ)とは良い響きだ。
1月は、仕事ではなかなか思うような成果が出せなかったというか、なんとなくモヤモヤした霧の中を歩んでいるような・・・。
岡清のエッセイの影響か、今日はオフクロの老健の後は、プチ自然か、芸術的なものに触れたかった。
妻の提案により世田谷の豪徳寺へ。
世田谷の一等地に広大な敷地。そしてなんと知られざる駐車場もある。
老齢の松の木もたくさんあり、ヒヨドリを中心にいろんな野鳥もいる。
そして、意外やここの売りは招き猫。
写真のように、年初にはみんな昨年の招き猫を奉納に来るようだ。
そして、井伊直弼の墓もある。
しばし、非日常空間を味わったあと、車を置かせてもらいつつ、世田谷線、宮の坂だったか、駅の近くの区民センターのレストランで食事。
すると、あっという間に夕方。
ところ、ここ2週間ぐらいでやっとマーラー、ブルックナーを聴く心構えが出来てきた。
二人の交響曲を聴くにつけ、バッハ、ベートーベン、ブラームスからの流れをしっかりと受け止めて昇華しているように思える。
ただ、先達たちの音楽は一定の距離間を持って聴けるのだが、マーラー、ブルックナーは聴いていると、ずぶずぶと自分の内面に入り込んでしまうような気がしてくる。
皆、そんなことはないのかな??
今年一年かけて、二人の九つプラスアルファの交響曲をじっくり味わってみたい。