7月読書

amigo_kimura2007-08-11

今週は休み明けで、しかも猛暑できつかったが、なんとか乗り切った。
今朝は6時前に目覚め、高橋和巳の「捨子物語」をやっと読み終える。今月一冊目。いつになくスローペース。

窓を開け、カーテンも引くと、そこにはなんと黒猫が・・。
どうやら飼い猫らしい。でもエサはやらないよ。


さて、7月読んだ本を記しておこう。

1.井原西鶴 「好色一代男
2.日高義樹 「アメリカの新国家戦略が日本を襲う」
3.古典落語 (文庫)
4.松岡正剛 「日本という方法」
5.夏目漱石 「こころ」
6.吉本隆明 「源氏物語論」
7.高村薫  「半眼訥訥」
8.中村雄二郎「術語集」

特に良かったのは夏目漱石松岡正剛だろうか。
「こころ」は初めて読んだが、「あれ、こんな現代的な文体の作品もあったのか」という印象。
偉大な作家というのは、いろんな文体やモードで書けるものなのだなあ。

そういえば、北海道には太宰治の文庫を持っていったのだが、結局一度も開かなかった。
今日から読もう。
北海道の余韻もそろそろ卒業。
宿で一番よかったのは、小樽で泊まった「ふる川」。昨夜帰ったら、風呂に忘れた娘用の小さなタオルが宿から届いていた。そんなことまでしてくれなくても良いのに。でもうれしい。次小樽に泊まる時は必ず泊まるだろう。

あとは、それぞれの場所(旭山動物園、士別、美瑛、夕張、小樽、余市、札幌)で楽しかった。
強いて言えば、札幌はすすきのの近くの宿だったので、あまり品がなかったかな。

一つ思い出した。JALフライト・アテンダントが非常に親切だった。子連れだったのかもしれないが、マニュアル的親切ではなく、久しぶりに”まごごろ”に触れた気がする。

それから、行きの飛行機からくっきりと見えた津軽半島下北半島にも感動。十和田湖ぐらいからずっと見下ろしていたのだが、津軽半島の首のあたりに来たときは、「この辺がヒバの産地で、太宰治が生まれたのもこの辺なのだろうな」と思いながら一人で感動していた。また、下北のヘッドの部分は恐山だと思うが、そこに小さな緑色の湖があるのも初めて知った。


さて、今日は久しぶりの合気道稽古のあと、横浜の実家だ。今日も暑そう。