前略おふくろ様

倉本聰も「北の国から」も、まったく興味がないというよりも、むしろやや否定的な感じだったのだが、今月の
日経の「私の履歴書」を何気なく読んでいるうちに、ちょっと気が変わってきた。

まず、最初の5回以内のどこかに出てきたのだが、「小さい頃、父に徹底的に音読をさせられた。その際に句点や
句読点を意識するように言われた」というようなくだりがあった。
これについては、「やっぱりそうか」という気がした。

似たような話として、どこかで湯川秀樹だったか朝永振一郎だったか忘れたが、ともかくノーベル物理学賞を取った
学者の誰かが「小さい頃、論語、大学といったものを、意味もわからず音読させられたが、後になってそれが
とてもためになった」というようなことを話したということを、何かの本で読んだのだった。

でまあ、、先週木曜の履歴書に「前略おふくろ様」のことが書いてあって、なんとなく見てみたくなった。
アマゾンで、全集30,000円ぐらいで売っていたのがだ、さすがにそこまでのテンションではなかったので、
ユーチューブで観だしたら、これが面白い。

脚本もすぐれていると思うが、俳優もショーケンはじめ、梅宮辰夫、小松政夫、川谷拓三、坂口良子桃井かおり
など錚々たるメンバー。

昭和の香りが満載なのだが、それもまた良い。

北の国から」もちょっと観てみたいという気持ちになってきた。