ミャンマー選挙

ぼちぼちミャンマー選挙の結果が出てきているようだ。
世間の予想通り、NLD圧勝のようだが。

ただ、先に言ってしまうがNLDという政党は、日本の民主党よりもさらに政治能力はないと思う。
スーチーさんの人気にすがることしかしてこなかった。

肝心のスーチーさん自身が、象徴みたいなもので、彼女自身に政治信念みたいなものはないのではと疑う。

なので、ニュースを真に受けて「やったやったー」みたいな感じていると、あれーっということになりかねない。

自分は1998年、ほぼ1年間ミャンマーに居たので、当時はまだバリバリの軍事政権で、スーチーさんは湖のほとりの家に軟禁されており、自分は小さな旅行会社で働いていて、湖のほとりのK建設にチケットを届けに行く際には、厳重な検問を通っていったものだ。ただ、軍事政権ゆえの安定感、安全感、つまり変なあぶない輩というのは町でフラフラしていなかった。

容易に想像できるのは、NLDが政権与党になったとたんに軍の重しが軽くなり、国境付近の少数民族がやおら活発になるということ。スーチー氏はそもそも少数民族に関してなんのポリシーもないことは露呈している。

仮に、そこいらでドンパチが始まった時に、NLDはそれを抑えることができず、軍がまた出張って隠れ軍事政権に戻る可能性はあるとみている。


別な話で、月間文春の広告の最後に、曽野綾子が「難民受け入れは時期尚早」というタイトルを目にした。
それはそうなのかもしれないが、日本が小国ではなく、世界のリーダーをまだ目指すのであれば、時期尚早であっても
なんでも他のアジア国に先駆けてアクションを起こさなければならないのだよ。
慎重論ならば、サルでもいえる。(あ、おサルさん、ごめん)

一応文化人というカテゴリに入っているならば、少しは実のあることを言ってもらいたい。

っと、いけねえ。いつになく辛口になってしまった。

猫に昼飯をあげなくては。