今月も残り2週間。
いわゆる企業のトップたちの履歴書はそこはかとなくつまらないが、文化人系はなかなか面白い。
何年か前のNHK朝の連ドラ「カーネーション」は、コシノジュンコの母親が主役で、次女ジュンコがデザイナーになり、ファッションスクール(文化服装学院)花の何期生の仲間も出てくるが、そういえば高田賢三らしき人もいたなあ。
で、日経の履歴書のその当時の写真が載った日があったが、ドラマの中のコシノジュンコとそっくりでびっくりした。
その同期生は、他にはニコルの松田光弘、ピンクハウスの金子功らがいたらしい。
自分もバブル華やかなりし頃20代で、ケンゾーの上下は1,2着しか買わなかったが、松田のムッシュニコルは、当時横浜関内の丸井にニコルが入っていて、そこのお兄ちゃんとはずいぶん親しくなり、「これのコーディネーションはやっぱりこれだろう?」みたいなことを議論しながらボーナスごとに10万円ぐらいずつ買っていたものだった。
思えばあの頃にファッションセンスというものはずいぶん身に着いたなあと思う。
背伸びして買おうかと思って買わなかったのが、ジャンポール・ゴルチエだった。
確か、グリーン系のダブルスーツの上下で12万円だったと思う。
バブルというのは、無駄遣いもたくさんしたが、そのように消費しながらいろんなことを身に着けた時期でもあったのだと思う。
今は、世の中全体がシュリンクしてしまってだいぶつまらない感じで、これじゃデザイナーも育たないよなあと思ってしまう。
東京五輪に向けて、多少は景気は上向くかもしれないが、昔のバブルのようには残念ながらならないだろう。
久々にかっこのいい服を買いたいなあと思いつつも、従弟が40代半ばで年明けの3月に結婚が決まったので、礼服をオーダーで作ろうと思っている。
あ、今日はおふくろの特養でささやかなクリスマス会があり、おふくろおよび入所者のみなさんはクリスマスケーキを味わったのであった。