管理社会

amigo_kimura2007-11-03

娘が喉が痛いらしく、えんえん泣くので3時半ごろ起こされた。
すぐに眠りに戻れそうもないので起きてみた。

高校の友人から、来年の同窓会についての準備のメールが届いていた。
われらの高校は、ソウル五輪あたりか、その4年前から、夏季五輪の年(つまり4年おき)に学年全体の同窓会を行う慣例となっている。
未だに100人近く集まる。

その友達のメールに糸井重里のインタビューの紹介リンクがあった。
そのインタビューは、「ご機嫌な人を見ると、不機嫌になる社会」http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071031/139184/というタイトルだが、もっと短く言うと、「管理社会」かな。

「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。」
これは、夏目漱石の「草枕」の冒頭だが、この時代から、いや、おそらく江戸時代も住みにくいといえば住みにくかったのだろう。

「おもしろき こともなき世をおもしろく 住みなすものは 心なりけり」は、高杉晋作の辞世の句だが、気持ちの持ち方で、本当はどうにでもなるのだろう。


それにしても、現代の日本社会における管理は、ますます厳しくなっているような気はする。
学校の「いじめ」も、あれはあれで立派な管理機構のような気もするし。


そんな中で、汲々(きゅうきゅう)と生きてもおもしろくもなんともないわけで。
糸井がいうように、「2%ご機嫌であればよい」というのはその通りだと思うし。
昔、イラストレーターの326(みつる)が言っていたが、「毎日が夏休み」と思えれば、それはそれで最高で。

法律の範囲内で、みんな自由に発想して生きればいいんじゃない。というか、それが一番難しいのかもしれない。

おかげさまで、今のところ好き勝手にやらさせていただいてますが。

「勝ち組」でも「負け組」でもなく、「れもん組」といったところかな。

古本で買って埋もれていた、梶井基次郎の「檸檬(れもん)」をやっと読み始めた。
彼は、31歳の若さで死んだのだな。


さて、朝の五時。二度寝としますか。

(余談)
糸井さんは、コムデギャルソンオムだったのですな。http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071023/138300/
このシャツは、確か今年店頭に売られているやつで、先週ちょっと迷ったけど「シャツに2万7000円ねえ」と思ってやめてしまった。デザイン的に、もうひとがんばりがあれば買ってもいいんだけど。

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今朝のちりとては、なかなかよかった。
A子が出てきたときは、どうなるかと思ったが、この脚本家はなかなか腰があるようだ。

おじいちゃんが聞いていた落語のテープの「男芸者」は、なんと草若師匠だった。


さて、イッセイ・ミヤケのファミリーセールをちょっとのぞいてくるか。

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セールは、10分ぐらいで決着をつけた。シャツ2枚ゲット。あずき色のパンツでサイドに模様の入っているのも迷ったが、試着するのが面倒なのでやめた。


実家にちょっと寄って、たまっていた郵便物等を処理。
頭にきたのは、電話して止めておいた朝日新聞が今月から配布され溜まっていたこと。
わざわざ、今の家に電話をかけてきて確認しておきながら、いったいどういう了見だ。確信犯だな。

おまけに、「今度いつ来られます?」と聞いてくるから「なんでそんなこと聞くんだ?」とたずねると、契約の取り直しをしたいだと。アホか?お袋がそこに一人で住めないから解約すると言ってるだろうが。
まったく、カスだな。


さて、今日は夜の合気道稽古。審査が近づいて少しあせってきた。