2009年の100冊

ちょっと早いけど100冊終わってしまったので・・・・。

1.岡潔 「春宵十話」

2.広中平祐「可変思考で創造しよう」

3.「CMO マーケティング最高責任者」

4.ザルトマン「心脳マーケティング

5.小森陽一「心脳コントロール社会」

6.「バイアスを排除する経営意思決定」

7.土門拳「死ぬことと生きること」

8.講座哲学1

9.「有吉佐和子の中国リポート」

10.「罠と拍車」埴谷雄高

11.「文章トレーニング」白井健策

12.「古典落語

13、「李歐」高村薫

14.横尾忠則「わが坐禅修行記」

15.吉川英治「万花地獄」

16.増田寛治郎「視力が弱った」

17.ブルーノ・ムナーリ「ファンタジア」

18.増田寛治郎「眼科オピニオンーコンタクトレンズ

19.井上光晴「心優しき反逆者たち(上)」

20.同 (下)

21.埴谷雄高「短編集」不合理ゆえに吾信ず の入っているもの

22.村上春樹「遠い太鼓」

23.安部公房箱男

   ジェームズが翻訳版を読んで感心したらしいが、自分には今ひとつぴんとこなかった。

24.石川淳「天門」

   内容あまり覚えておらず。

25.肥田春充「宇宙倫理の書」

26.肥田春充「健康の中心を強くする法」

   最近肥田式にはまっているので、上記二冊読み直してみた。

27.貝原益軒「養生訓」

   特に親に対する接し方、子供にしつけ、酒の飲み方などで身につまされること多し。

28.上野千鶴子「ミッドナイトコール」

   個人的に少し存じている方であるが、「子どもを持てなかったこと」に関するくだりは、胸を打つものがあった。

29.桜井光堂「古事記は神話ではない」

   高天原とは朝鮮のことである。熊襲(クマソ)とは、九州のアイヌのことである、等とっぴな記述が多いが、それなりに興味深い。

30.高村薫「照柿」

   読んでいる頃の日記にも書いたが、「深海」のように、ずぶずぶと小説に引き込まれる。途中で小説なのかリアルなのかわからなくなってくることもある。

31.安部公房「他人の顔」

32.井伏鱒二荻窪風土記

今の地元の話。井伏鱒二太宰治が四面道(しめんどう)の交差点で待ち合わせてた、なんてことがその時代に起きていた。太宰の家は教会通りの奥だったらしい。

33.坂口安吾「全集3」

短編集なのだが、江戸時代のキリスト宣教師達が、火あぶりやら、穴に逆さづりにされるなど、ひどいことをされながらも、命がけで布教してきた、という短編が印象に残っている。

34.肥田春充「山荘随筆」

聖中心を極めた肥田翁は、趣味でハンドオルガンをやってたそうだが、100曲以上暗譜で弾いていたそうだ。

35.安岡章太郎「走れトマホーク」

この方は、短編王と言われていたようだが、今ひとつ印象に残るものがなかった。

36.本間建也「損益分岐点がわかる本」

今月、会社の研修で財務諸表関係をとったので、その前に読み返してみた。

しかし、今ひとつよくわからなかった。研修自体はためになった。

37.杉山隆男「兵士を見よ」

一言、F15にいつか乗りたい、マッハの世界を体験したいと思った。

また、戦闘機やヘリに乗る隊員が、結構高い確率で事故死しているという事実も知った。

また、地上の民家を守るため、脱出せずに民家の無い場所に突っ込んで死んでいった隊員がいたことも・・。

38.埴谷雄高「ほりわりと風車」

埴谷氏のいつものエッセイ。

39.沢木耕太郎「テロルの決算」

社会党の浅沼委員長を10代の右翼青年、山口二矢(おとや)が刺殺した事件のドキュメンタリー。組織が使わした刺客などではなく、自分なりの強い意志で実行したことがわかる。

40.田中森一「反転」

東京地検特捜部の内幕や捜査方法、時として、物を投げつけたり、顔の骨が折れるぐらい殴ったり、めちゃくちゃですな。

41.津田倫男「外資系企業で成功する人失敗する人」

いつまで外資にいるかわからんけど、よくわかりました。

42.大江健三郎「厳粛な綱渡り」

20代の青年、大江健三郎のエッセイ集。20代といっても、すでに成熟した洞察力。

43.「世界一やさしい会計の本」山田真哉

  一度挫折したのだが、今回は社内で財務の研修を受けた後だったので、ついていけた。しかし、PL、BS、CFは継続してやっていないと忘れてしまう。

44.「自分ののうを自分で育てる」川島隆太

  単純計算と文学の音読が脳に良いのはよくわかりました。その一歩先を行きたいんだけどね。

45.「天地玄黄」吉田知子

  千字文の出だし「天地玄黄、宇宙洪荒・・・」にちなんで買った古本だが、じめーっとして良い印象はない。

46.「勉強にハマる脳の作り方」篠原菊紀

  パチンコにハマるように勉強にもハマることができれば良い、ということだが・・・、あんた本当に大学教授?

テレビによく出ているらしいが、悪いけど眉つば。もう少しまじめにやりなさい。

47.「講座哲学2」

  1は読んで、よくわからなかった。2、も、うーむまだまだ厳しい。一応3,4も買ってあるが、哲学は奥が深い。

48.「創価学会を斬る」藤原弘達

  なかなか電車の中で堂々とは読みにくい本ではあるが。藤原先生にしては、批判の根拠が今一つ明白ではないので、追い詰めきれていない気がする。最後の方の、「公明党は自民と連立するしか道はないのではないか?」というような記述は、さすがに何十年後の連立を見抜いていたね。

49.「孤立の憂愁の中で」高橋和巳

  実は内容はよく覚えていないが、全共闘時代の苦悩等。しかし、よくまとまったエッセイであることは覚えている。

50.51.「リヴィエラを撃て」(上・下) 高村薫

  こういうエスピオナージものもいけるのか、というか、かなりのレベルですな。久々にこの手の小説に引き込まれた。

52.「情報読書術」紀田順一郎
53.「日本存亡の時」高坂正堯

   正直なところ印象がうすい。1か月経ったら内容をほとんど覚えていない。あしからず。

54.「経済思考が身につく100の法則」西村和雄

   数学的な発想を持って、しっかりと経済対策をとれば、ちゃんと効果があるのに、幼稚な政治家の

   おかげでいかに経済が立ち遅れたのかがわかった。

55.「流木」西木正明

   短編なのだが、どれももっと読みたいところで強引に終わらせているというのが斬新だった。

   主に、アラスカとフライフィッシングがテーマの短編集。

56.「政治に何ができるか」佐々木毅

   政治参加とは、選挙に出る、選挙を応援する、ぐらいしかないのかと思ったが、もっと別の方法もあるのでは

   ないかと、少し考えさせられた本。

57.「数学アタマの作り方」和田秀樹

   何年か前に読んだものを、まさに数学アタマを作ろうとしている今、再読してみた。

   これを読んで、思い切って中学のチャート式を注文した。

58.「プログラムはなぜ動くのか」矢沢久雄

   これも、7年ぶりぐらいに読み返してみた。相変わらず難しく1週間かかってしまった。

   前よりもちょいとばかり理解が増した。

59.「自分をもっと深く掘れ」新渡戸稲造竹内均(訳?)

   会社で、ややぎくしゃくしていた人間関係をどうしようかと思っていたときに読んで、少し救われた。

   実際、ことばでボコボコにしてやろうと思っていたが、それを思いとどまった。

60.「ヒトの見方」養老たけし

   養老先生にしてはめずらしくまじめな内容で、それなりにむずかしかった。

61.「Gmail 超仕事術」山路、田中

   確かに現代における仕事術かもしれないが、どういう情報を扱うかが問題なのではないか?

   便利な道具=ツールは今後もいくらでも出るが、問題は中身。

62.「731部隊常石敬一

   満州事変あたりから敗戦まで、とくにハルピンあたりで、生物兵器を中心に人体実験をしていたという話。

63.深代惇郎天声人語

64.「経済指標がわかる・・」朝日新聞経済部

65.「憂鬱なる党派」高橋和巳

66.「沈黙」遠藤周作

67.「凍った炎」大岡昇平

68.「わが心は石にあらず」高橋和巳

69.「炎 流れる彼方」(上)船戸与一

70.「炎 流れる彼方」(下)
71.「良寛水上勉

72.「The work of nations」 Robert Reich

73.「私が聴いた名講義」南伸坊 編集

74.「太陽の西国境の東」村上春樹

75.「金子光晴 草野心平 詩集」

76.「中央線なひとびと」三善里砂子

77.「神の汚れた手(上)」曽野綾子

78. 同(下)

79.「火宅の人」檀一雄

80.「幻の翼」逢坂剛

81.「ユーゴスラビア現代史」柴よし?弘

82.「東京ローズドウス昌代

83.「江藤淳著作集 作家の肖像」

84.「ティファニーで朝食をトルーマン・カポーティ

85.「リツ子 その死」檀一雄

86.「狂風記 (上)」

87.「狂風記 (下)」石川淳

88.「日本の悪霊」高橋和巳

89.「ルポ資源大陸アフリカ」白戸圭一

90.「散華」(上)杉本苑子

91.「散華」(下)

92.「国家の罠佐藤優

93.「行人」夏目漱石

94.「敗れざるもの」ジョージ・フォアマン

95.「スポーツ、わが小国」埴谷雄高
96.「架空と現実」埴谷雄高
97.「資本理論と収益率」ロバート・ソロー
98.「振り子と坩堝」埴谷雄高
99.「1Q84」(上)村上春樹
100.「1Q84」(下)

最後は、今年のベストセラーということで、というよりもたまたま姉が読み終わって持って来てくれたので読んだ。

別の機会に書くけど、作家としての村上春樹はこれで終わったなという印象。


さて、昨日は自分の誕生日だったのだけれど、土曜からぐずぐずしていた娘のかぜが、ちょっとやばい感じになったので、会社を早退して、夕方来るまで病院まで連れていった。
どうやら扁桃腺らしい。


というわけで、ほろ苦い誕生日でした。