トーチストーリー7

前回は3食コンビニめしの話だったかな。

そうやって貧しい食生活に耐えているのに、副事務総長の一人から「つるんで外食するな」みたいな一斉メールが入って、これにはかなりブチ切れて「こっちは3食コンビニ飯で耐えてるんだよ」と直で抗議メールを出そうかと思ったが、中間に居る管理職たちのことを思ってやめといた。

 

さて、このネット社会で、長野と比べていろいろ便利になったと思うところだが、最初のころに書いたように、連絡のプラットフォームが3つもあった。つまり、line、シェアポイント、組織委の公式メール。何か質問しても「それはシェアポイントに上げてありますので見てください」みたいな感じ。それもタイムリーにアップされているわけではなく、現場は結構混乱した。

また、チームスミーティングなどができるようになり、次のリレー地点に夜、終了後に移動している間にオンラインで会議がもたれることになった。毎晩これは、結構参ったね。今の世の中、結局休みをとっても、旅行先からリモートで会議ができたりするから、精神的に休まらない人が激増しているってことなのだ。

便利なものには、必ず裏があるということを忘れてはいけない。

 

さて、夜はコンビニばかりではなく、ちょっとでも時間があると外食を試みた。

福岡の行橋市では、煙に誘われてふらふらっと行ってみると、居酒屋ではないが、焼き鳥を焼いていて、それをすかさず買ったら、仲間も通りかかり、みんなで買ったのだった。そしたら写真の大将が「ちょっと待ってて」と言って「空揚げやもやってるんだ」といって、空揚げをたくさんお土産に持たせてくれた。過酷な労働環境に、気持ちがやや荒み気味だったのだが、こういう人の温かさに触れ、「よっしゃー、また頑張るか」と思ったのであった。

行橋市の焼き鳥やさん「うらしま」の大将との楽しいひととき