グリーン・マンデー

ブルーでもブラックでもない、グリーンな気分の月曜。
昨日の、日本フィル、チャイコフスキー第5番の余韻がまだ残っている。特に第二楽章。


今朝の純情きらりは少し展開有。
達彦が店の全員を集めて、「父の遺志は僕が継ぎます」と宣言し、皆が感動する。
サクラは当然落ち込む。東吾がひょっこり有森家にやってきて、食べるもんねえか?とか言うが、お姉ちゃんにたたき出される。
神社で達彦とサクラがばったり会い、達彦は「とうさんの味噌ノートを見て感じるものがあって、継ぐことにしたんだ。無理やりではない。」ということを言い、サクラも納得。

そこで、境内からいきなり東吾が出てくるのは、演出としてちょっとやりすぎの感もあるが、まあいいか。

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ところで、昨日のコンサートの話。
杉並公会堂改築オープンの柿(こけら)落としのイベント、小林研一郎(コバケン)指揮、日本フィルのコンサートだった。
出し物のメインは、チャイコフスキーバイオリン協奏曲2番と、交響曲第5番。バイオリン協奏曲はすごく楽しみにしていて、バイオリンのお兄さん(二村英仁氏)もとても上手かったのだが、今ひとつ心に響いて来ない。特に第二・第三楽章は自分の記憶も不確かで、「あれ、こんなんだっけ?」という気持ちで聞いていた。
交響曲5番は、数回レコードでは聞いていたが、それほど自分にとっては印象は深くなかった。ところが、この曲になったとたん、バンドからの「気」の出かたがハンパじゃなくなり、最高のパフォーマンスとなった。
バイオリン協奏曲は約30分、5番は約50分なのだが、5番の方が短く感じたほど。
思ったのだが、協奏曲というのは、なんとなくソリストと指揮者が遠慮しあっているようなところがあり、その結果バンドがパワーを出し切らないことがあるのではないかと。
その点、5番の方は指揮者のコバケンさんが、バンドから最高の演奏を引き出せていたのではないだろうか。

何でも合気道に例えたがる僕としては、また考えた。世の中のすべてが仮に合気道だとすると、オーケストラの指揮というのは、最も高度な合気道に位置するだろう。コバケンさんは、小柄(なのかな?)で細身の身体を激しく揺さぶりながら、70,80人の楽団員すべての気を見事に引き出して合わせていたが、その背中からも気迫がほとばしっていた。

ネットで少し調べると、今年でなんと66歳。福島はいわきの出身。小学生の頃は短距離の選手だったそうだ。ゴルフが趣味でなんと80台で回るそうで、もっとすごいのは同伴プレーヤーの各ショットとスコアはすべて記憶しているらしい。
やはり、指揮者とかF1レーサーというのはスーパーマンだなあ。

今日の午前中は、アンコールで演奏したドヴォルザークのスラブ舞曲が頭の中でずっと鳴っている。