昨日は、母が長年お世話になっているP化粧品の方を特養にお連れした。
P化粧品はいわゆる訪問販売で、その方と母はおそらく30年以上の付き合いなのではないだろうか?
化粧品の販売員と客という関係を超えた不思議な縁だ。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: Kindle版
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山崎豊子を読んだのははじめてだったのだろうか?「大地の子」は昔父が録画してくれたVHSをアメリカに送ってくれて向こうで観た気がする。
で、不毛地帯だがちょっと残念だった。山崎は女流作家の中でも大御所の位置だと思うのだが、ワシの好きな有吉佐和子や高村薫と比較すると、かなり落ちる気がする。
新聞記者上がりのせいなのか?文章があまり上手ではない。という言い方も変だが・・・。
ストーリーが結構荒っぽいしい、表現もステレオタイプというか芸がない。
シベリア抑留時代の話から、伊藤忠への採用、めきめき頭角を現し8年だかで常務へ。そこからナンバー2との確執。
妻の唐突な事故死。女流陶芸家との恋愛。石油と車をめぐる活躍。最後に社長の首に鈴をつけて自分も辞める。
ざっくりそんな内容。
シベリアの話はもうちょっとというか倍ぐらい脚色しても膨らませてもらいたかった。そこが小説家の腕の見せ所でしょうに?
あと、奥さんの交通事故死も、あまりにも唐突で芸がない。
まあ、死人に鞭うっても仕方がないことだけれど。
うーん、ちょっとほかの作品は読む気がしないのでした。
自分も最近書くことが多いので、批判する前に自分の腕も高めようと、今朝はコンビニで朝毎読を買ったのでした。
それと、「語りかける数学高2」をついに買った。
- 作者: 高橋一雄
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2015/02/23
- メディア: 単行本
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しかし、高2を開いて愕然。ほとんどわからない。
本当に高校でこんなに難しいことをやっていたのだろうか??
がんばろう。