1月読書ほか

もう2月に突入してしまった。1月読んだのは
1.交渉術/ 佐藤優
2.数字を追うな統計を読め/ 佐藤朋彦
3.シベリア抑留記/ 吉野蕃人
4.人間通/ 谷沢永一
5.さあ才能に目覚めよう/ マーカス・バッキンガム、ドナルド・クリフトン
6.検証大学改革/ 山上浩二郎
7.大学改革の海図/ 矢野眞和
8.危ない大学ー最高学府の耐えられない軽さ/ 洋泉社ムック
9.早稲田再生/ 関昭太郎
10.大学教授という仕事/ 杉原厚吉
11.黄金のプラハから来たイエズス会士/ ルドヴィーク・アルムブルスター
12.カトリック/ ブラウン、アナトリオス
13.イエズス会と中国知識人/ 岡本さえ
14.はじめての宗教論 左巻ーナショナリズムと神学/ 佐藤優 (2回目)
15.情報選択の時代/ リチャード・ワーマン 松岡正剛
16.<非知>へー<信>の構造「対話篇」/ 吉本隆明
17.危機を突破する力/ 丹羽宇一郎
18.声に出して読みたい旧約聖書/ 斎藤孝
19.ナレッジサイエンスー知を再編する64のキーワード/ 北陸先端科学技術大学院大学
20.テロリズムの罠 右巻/ 佐藤優
21.ハーバードの世界を動かす授業/ リチャード・ヴィ―トー
22.日本の再生/ 植草一秀

ちょい少な目の22冊。
面接向けに、大学とキリスト教に関するものが多くなっている。
17の丹羽さんの本はなかなかよかった。
中国大使をしていた時に、弱腰ではないかと思ったときがあったが本を読んでいると、マスコミに操作されてたのだなあとわかった。
内容を真に受けるかどうかは、全体を読んでいるうちにその人の精神というものがわかるものだ。
もちろんわからないで読んでいる人もたくさんいらっしゃる。


昨日は母校で開催された日中関係のシンポジウムを急きょ聴講しに出かけた。
メインは日中でそれぞれ相手国についての意識調査を行った発表内容だった。
それ自体は想定を超えるものではなくちょっと眠くなってしまった。
後半はパネルディスカッションで、清華大学の教授がぽろっと面白いことを言った。
尖閣問題のことである。
2012年6月までは、中国では尖閣は棚上げ事項で誰も問題にしていなかった。
そこに石原慎太郎が突然アメリカで購入し国有化すると言って、それ以来大問題になった。
石原はなぜそんなことをしたか。
実はその前に、中国人民銀行と日銀のトップが会って、日中貿易に関し、円と人民元を交換できるようにした。
それがアメリカ金融界の逆鱗に触れて、石原に上記のアクションをやらせたとのこと。
実は貨幣戦争だったとのこと。

貿易に関する金融のメカニズムについては不勉強でよくわからないが、さもありなんである。


あとは、中国の新聞に対する信頼度が5%というのはちょっとびっくり。ちなみに日本は35%。
中国が何を信頼しているかというと、圧倒的にネットである。日本のネット信頼度は10%程度。一方日本のテレビ信頼度が40%以上もあるのはどうなのかなあという感じ。


自分としては、トランプで日米関係が損なわれるリスクが大きくなってきたので、これは中国動向もしっかり見て行かなければと思い、昨日参加したわけだ。
ロシアは当然守備範囲に入ってます。


えっと、そのあと夜は大学のクラスメートの中村君と千歳烏山で飲んだのであった。
弁理士試験、がんばれー。