朝からプレゼン

といっても夢の中。
マーケ本部長(米人)とわしの部長、今、微妙な位置関係なのだがそこにわしが入って、企画書を作る。
なぜか、社員10人以上待つ部屋へ行き説明をする。作ったペラ5,6枚のワードの資料がなぜか立派な本に製本される。スクール形式みたいな部屋なのだが、前の方には詳細な水彩画が飾ってある、という変なシチュエーション。
それで、プレゼンはなかなかはじまらない。というところで目が覚める。
組織変革の微妙な時期なのでこういう夢を見るのだろうか。


どんど晴れ」は、夏美が翼のお母さんに呼び出され、締め上げられる。翼がしきりにかばうが、母は聞いてくれず、翼がついに反旗を翻す。明日が結構やまになるだろう。


昨夜は、やめた同僚とその妻と吉祥寺のスペインバルで飲み。かれは、先週イタリア・スイス出張に一人で行かしてもらい、社内のポジショニングも上がり、なかなか意気揚々という感じだった。よかったよかった。


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月末なので、5月の読書を振り返る。

1.「哲学がはじまるとき」斉藤慶典
哲学に親しもうと思って期待して買ったのだが、残念ながら悪書の部類に入るだろう。大学で彼に教わっている学生も気の毒な気がする。やはり、それぞれの哲学書そのものにガチンコで取り組むしかないのかもしれない。
2.「古事記」(文庫本)
文語体でかなり読むのに苦労した。英語よりも難しかったかも。しかし、ここが自分の古事記の出発点。いろいろな角度から古事記には付き合っていきたい。歴代の天皇について紹介されているが、一つ気になったのは、崩御の年齢が書かれているのだが、100歳以上の天皇がいるわいるわ。本当かなあ。
3.「象が空を」沢木耕太郎
今月これを読んでいた時の日記に、少しコメントを書いたが、僕の中での著者の評価が少し下がってしまった。しかしながら、インタビューをしている際に、決定的なひとことを引き出す能力は相変わらずすごいと思う。
4.「お伊勢まいり」西垣晴次
3年ぐらい前に、女性議員のお母さんのところに小唄を習いに行っていた時に、「お伊勢まいり」という唄を習ったことを思い出した。
それは置いておいて、近いうちに一度訪れたい神社である。歴代天皇ではじめて伊勢神宮を参拝したのは、明治天皇だったというのは少し意外。また、アイヌの人がお伊勢まいりをすると、和人(シャモ)になれると信じていたという記述も興味深い。
5.「転がる石のように」景山民夫
15年ぐらい前に読んだものを読み返してみた。驚くほど内容を覚えていなかった。当時なかなか面白いと思った記憶はあるのだが。しかし、今回はあまり心を動かされなかった。
6.「おみそれ社会」星新一
中学の国語教師が、中一の時に生徒に勧めていたのは今月の日記で書いた。
今読んでも、なかなか時代の先端を行く小説だと思う。
7.「鷗外―戦う家長」山崎正和
漱石と鷗外は、今年ある程度読んで行きたいと思う。明治の同じような時期に、それぞれ違った立場で留学し、苦悩し、小説としてアウトプットして二人。鷗外にとって家族において家長であることの難しさ、せつなさ、等々がそれぞれの作品に反映されているのだなあということがわかった。しかし、ほとんど読んでいないか記憶にないので、これから読んでいく。
8.「論理術速成法」香西秀信
アリストテレスの弁論法、修辞法、レトリックを中心に、事例をあげてわかりやすく説明した本。企業で生きていくには、レトリックは必要だ。この分野および、アナロジーということについては、少し深めていきたいと思う。

ということで、今月のナンバー1は「鷗外」かなあ。