稀勢の里と合気道

今場所稀勢の里がきている。
先場所、琴奨菊の綱取りばかりに注目が行って、よぼど悔しかったのか?
琴奨菊はその場所、出だしこそ良かったが、中盤ぐらいからみじめな負けが続いて沈没。

そして今場所、稀勢の里は今までにない落ち着き。
今日も勢を相手に安定感を見せた。

場所の前半NHKの解説者が「稀勢の里合気道稽古も取り入れている」というようなことを言ったような気がした。

今場所の動きを見ていて、そうなのかどうかはなんとも言えない。
ただし、合気道が相撲に相乗効果をもたらすのは自明の理。

呼吸法、入り身、どれをとってもプラスになる。

ボクシングにも当然良い。
マイク・タイソンは全盛期に塩田剛三の稽古を見に行って、足の動きをひたすら見つめていたらしい。

巨人の桑田も野球人生をかけた肘の手術をした時に、合気道・武道にすがったようだ。

合気道はゴルフにも良い。

今から22年前にアメリカへ行って3年間ゴルフだけやったことがあるが、その時のスイングよりも、合気道を10年以上続けた後の、今のスイングの方がはるかに良い。
今はそれぞれの筋肉、中でも下半身の筋肉をコントロールできるような気がする。
もっともそれは、来月2年ぶりにゴルフへ行くというか、クラブを握るのだが、その時に証明されるであろう。

なんか、こうつらつら書いていると合気道が万能のように聞こえるが、実際そうなのだが、ただやるだけではダメで、
どういう意識でやるかで天と地との開きがでる。

まあそれは、楽器でもなんでもそうだと思うのだがね。

稀勢の里にもどると、今場所最大のライバルとなる白鵬は、一時の引退をにおわせるような内容と打って変わって元気すぎるのだが、こうなると稀勢の里との一騎打ちが今から楽しみだ。