花見やら出張やらバタバタして、今頃3月読書の整理。
21.フランソワ・サガン「ある微笑」
22.横尾忠則「東京見納めレクイエム」
23.玉村豊男「日常の極楽」
24.塩野七生「イタリアからの手紙」
25.岡本太郎「青春ピカソ」
26.土居健郎「漱石に見る甘え」
27.広瀬隆「チェルノブイリの少年たち」
28.宮崎学「やくざと日本」
29.西岡文彦「編集的発想」
全9冊。
このうち、サガン、玉村、塩野は嫁さんの本。
なかなか軽くて読みやすい。
印象に残ってるのは、
土居健郎。「甘えの構造」で有名な精神・心理学者。
しかし、夏目漱石自身が、優れた心理学者であるという分析には目からウロコな感じ。
今までの漱石文学の批評家すらそこまで読み取っていなかったと土居先生はいう。
広瀬隆。この本は本当にかわいそうで、電車で読んでいて涙が出そうになった。
チェルノブイリ事故は、ソ連政府ならびに原発マフィアたちがよってたかって隠蔽して、どの範囲までどのレベルで影響が出ているのか、それによる死者がいったい何人なのかもわからない。
しかし、ポーランドあたりまでは確実に出ているらしい。
その原発が、地震大国日本に50基。まったくもって常軌を逸している。
宮崎のやくざ本は、めずらしく古本でなく、アマゾンで買ったが、期待したほどではなかった。
昨日は、「瞳」を見れなかったが、今朝は見た。
相変わらず、BGMのような内容。
それはそれでよいのかもしれないが。
今日の夜は、9時からまたカラヤンのベートーベン「英雄」と第七番を観れる。