Lazy Thursday, but not lousy.

津本陽「黄金の天馬」黄金の天馬 (文春文庫)を読み終わり、「武田惣角大東流合気柔術武田惣角と大東流合気柔術 改訂版を読みはじめる。
「黄金の天馬」は読んで良かった。
植芝翁の人生においては、三人との大きな出会いがあったようだ。それは、南方熊楠武田惣角、そして出口王仁三郎
熊楠は、植芝翁のその後の人生に大きな影響を与えたとまでは言えないかもしれないが、何しろ歴史上の有名度ではこの三人の中ではダントツだ。惣角翁は、合気道の手ほどきを授けた人。そして、王仁三郎は宗教観や霊的な啓示を受けた人、ということがいえよう。
この本の後半では、惣角翁のことを「困った爺さん」として描かれているし、いろいろなところで、この二人の確執(かくしつ)は取りざたされている。現代においても、この二つの流派は、必ずしも仲良くやっているわけではない。

まあ、しかし、どちらもそれぞれの良さがあり、どちらが本家本元とか言っても仕方のないことなので、双方切磋琢磨してわが国において、後継を育てより広めていけば良い話だと思う。

強いていえば、植芝のほうがより「宇宙の気」を重んじ、武田の方がより技に徹しているような印象はある。

武田惣角大東流合気柔術」を読んでいると、惣角先生のお弟子さんは、道東というか網走・北見エリアの出身の方がいるなあと思った。佐川幸義さんとか、堀川幸道さんとかである。植芝翁が惣角先生に教わったのも湧別というところだったし。
僕は小さい頃、2、3年北見に住んだことがあったが、あの土地は大東流のメッカでもあったわけだ。


さて、今日からまた毎週木曜夜、書道教室がはじまる。これから3ヶ月の間に、なんとか3級から2級に上がりたいなあ。


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(18:00)
すっかり晴れ渡ってるな。
ほとんど使っていないGREEのメールで、以前はてな近藤社長のインタビューがあったのを思い出して読んでみた。

いや、この人はなかなかすごいな。
(以下、グリーインタビュー部分的に引用)
「近藤:働く方向性として、僕は3パターンがある気がします。一番は、バリバリ頑張ってキャリアを向上させる、二番目は、仕事はそれなりで趣味に走る、三番目は、会社を辞めたりしてモラトリアム中の人。」
インタビュアーのグリー田中社長が、「二は仕事と折り合いをつけている」と言うと、

「近藤:僕には妥協に見える。だから、一番か三番が好きですね。会社をやめてニートに近い人は、まだやりたい仕事を求めているというか、仕事を信じている感じがするので。」

*なかなか痛い一言だ。
確かに今のオレは妥協している。一か三に早めにシフトしなければ。三は乳呑み児かかえるお父さんとしては結構きついけどね。でも長い目でみると、必要な時間かもしれない。

あと、はてなの会議について、、。
「近藤:はてなでは、会議をすべて録音してレビューしていますよ。(途中省略)
ユーザーのためにサービスを提供していますから、最終的にはユーザーを巻き込むことが必須でしょう。社内の人も巻き込めなくてユーザーを巻き込めるわけがない。」

すげー、その通り。しかし、会議を録音してレビューし反省し改善する、というプロセスを実行している会社が他にあるだろうか。


いやはや、ブログをはてなで開設してよかった。


さて、書道教室行ってくる。(趣味に走っとります)