まあ、感動したこともたくさんあったが、ネガティブなこともそれなりにあった。
最初のころ、イベント屋さんは武闘派が多いということを書いたが、カメラマンさんも、ムービーにせよスティルにせよ、なかなか武闘派が多い。
また一方、県警さんもフレンドリーな方も多いが、公務に忠実で、それを妨害すると大変なことになるのは、長野五輪でも経験済み。
聖火ランナーには、アシストするいわゆるフライングパーソンというのが必ず一人並走し、また、県警さんが6人ぐらいで囲んで警護しながら走っていた。
でまあ、時と場合により、テンションが上がったカメラマンさんが県警さんに対して、「邪魔だ、どけっ」みたいな暴言を吐いたとか、吐かないとか。
また、NHKさんのM1というメディアカーが入れない狭い場所では、ハンディカメラ部隊とスイッチするのだが、そのハンディの人たちに向かって、スティルのカメラマンが暴言を吐いたとか吐かないとか。
逆に、そのハンディの人が、フライングパーソンをグイグイ押したとか、押さないとか。
まあ、いろいろありまして、そういう話はすべて自分に上がってくるので、それはしかるべくエスカレーションをしていた。
時と場合によっては、同じ広報車両にのっているカメラマンさんたちに、「県警さんからこういうクレームが上がってるんですけど、県警さんに「じゃまだ、どけ」とか言った人います?」なんて直接聞いたりもした。
まあ、何十年に一度しかないイベントの現場だから、みんなそれぞれテンションが上がって、いろんなことが起きたわけです。
雨の日の城の石畳ですっころんだカメラマンさんも居て、その場面がバッチリウェブのライブ放送に映っていたなんてこともあった。四国の某新聞のカメラマンさんはその日は2回もこけてたけど、大丈夫だったかなあ。
それもこれも、今となっては良き想い出。