意外と深いね、野球って。

今更だけど、昨日の日ハムvsオリックスは野球の深さを感じさせる試合だった。

北山は前回完封劇の時と比べて制球が悪く、徐々にボールも荒れ始めた。一方オリックスの19歳曽谷は完璧なピッチングでこれは「ノーノーか?」というぐらいの内容。

北山は毎回ピンチを背負うようになり、観ている方もしんどくなってきたが、なんとか7回までゼロで切り抜けた。曽谷は球数も少なく解説の岩本氏が「故障がなければ代える理由は無い」というところ、6回までで降りた。

これはオリックス側から見ると、再三のチャンスをものにできなかったわけで、向こうの方が気持ち悪かったわけだ。あのまま曽谷だったらおそらくオリックスが勝ってたような気がするが、この試合を落としてでも無理させなかったのは、中島監督の深い考えがあったような気がする。

さて、2番手の宇田川もなかなかよかったのだが、回またぎの8回、数少ないチャンスを郡司がものにした。

8回の裏にマーフィー君が出てきたときは「あーっ」と思ったが、マーフィーが珍しく踏ん張った。

そして9回表、ジャスティスがメジャーのメッツ・ディアズの哀愁漂うトランペットメロディで登場。しかし、いきなりトンちゃんの腕に強烈なデッドボール。続く森にも内角ギリギリの球で森にメンチを切られた。

と、ジャスティス今日はやられるかな?という展開だったが、今日全然テンション上がらないゴンザレスの見逃し三振でなんとか逃げ切り。

田宮ゆあが、ストライク判定が出る前に思わず田中に駆け寄り抱きついたが、ジャスティスは悲しそうな、複雑な表情をしていたのは、やはりトンちゃんに当ててしまったことが原因だったようだった。

昨日は、崩れそうになりながら粘り切った北山が大きかった。やはり前回完封した自信が大きかったのだろう。また、万中、グアチョのバットが湿っていても、下位打線からつないで郡司が決めるという勝負強さもあった。

 

ところで、SB、西武のゆくえもチラチラとチェックしていて、2日連続サヨナラされて、この日は4-1でやっと勝てるかと思ったら、なんと9回ウラギータの3ランで逆転サヨナラと知り、がっくりしてしまった。まあ、ギータ自体は割と好きなんだけどね。

ただ、この前ちょっと小久保の態度に疑問を呈したように、このままはいかないと思う。

 

ちょっと、西武には気の毒な、ロッテの吉井以上に西武ファンから松井退場論が出てきているようだが、申し訳ないが今晩は日ハムが勝たせてもらうよ。

 

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それはそうと、二所ノ関部屋、大の里の後輩いじめプラス飲酒問題は、謝罪で手打ちでいいのか?白鵬との扱いがあまりに違うのではないか?

稀勢の里白鵬とも、全然嫌いではないのだが、対応の違いが露骨すぎる。一方は、部屋が取り潰しという事態なのに、もう一方は謝罪のみ。

せっかく盛り上がっている相撲界に冷水を浴びせるような話と思うのだが、上層部はそういう危機感もない、古い頭の集団ということなのだろう。そのうち、しっぺ返しに会うことになると思う。