ついにロシア語で夢を見た

英語を夢で話したことは何度かあったように記憶しているが、今朝はじめて夢の中でロシア語を話した。

まあ、それはそらで言えるように去年読んでいたツルゲーネフ散文詩のロシア語についてのものなのだが・・・。
内容はこんな感じ
「疑いの日々、我が祖国の運命について、辛い物思いの日々に、お前だけが、拠り所であり支えだった。おお、偉大で力強く、真正で自由なロシア語よ! もしお前がいなければ、祖国で起きていることを目にし、どうして絶望に陥らずにいられようか? だが、このような言語が偉大な民族に与えられたのではないなどということは、信じることができないのだ!」

日本人であり世界の文豪、例えば漱石、鴎外、芥川、川端などのうち誰かが、日本語について上記のようなことを語っただろうか??

夢の中では、この原語の詩をつっかえながらも最後はちゃんと言えたのであった。

一応原語も、ネットでパクったのを貼っておきますね。ちなみに新潟大学のサイトからです。
「Во дни сомнений, во дни тягостных раздумий о судьбах моей родины,- ты один мне поддержка и опора, о великий, могучий, правдивый и свободный русский язык! Не будь тебя - как не впасть в отчаяние при виде всего, что совершается дома? Но нельзя верить, чтобы такой язык не был дан великому народу!」

肝はロシア語について直接触れる「オー、ビリーキー、マグ―チー、プラブジービー、イ、スバボードヌイ、ルースキーイズイク」というところですな。
最後の一文が、逆説的で今一つ腑に落ちていないので、そのうち確認してみたい。

あと暗記しているのは、チュッチェフの四行詩「ロシアは理屈ではわからないーウモム・ラシーユ・ニエ・パニャーチ」だけなので、今年はプーシキンに手を出そうと思っている。

久々に、神保町のロシア専門書店「ナウカ」をのぞいてみるかな。