水原氏のこと

一応大谷選手サイドの疑惑(送金した等)は晴れ、一斉に水原氏の袋叩きモードとなった。しかし、どういうわけか彼への同情を禁じ得ない。ある有名人は「万死に値する」とコメントしたようで、ギャンブル依存の団体等から撤回要請が入っているようだ。

満願寺の桜はまだ7分咲き程度

ただ、水原氏の功績は消しようがないものがあり、エンジェルスで二刀流を実行し、その前に首脳部にそれを許容させ、二年連続MVPを獲得したのは大谷本人の実力と努力のたまものであることは紛れもないが、水原氏の縁の下の支えが無かったらどうだったか?

ギャンブル依存症は立派な病気で、「どこにそんな時間があるのだろう」という状況で、その陥穽にはまる人は破産してしまう。以前書いたかもしれないが、横浜の行きつけのアメリカンパブのマスターも、突然破産して、急に店を閉じ、それによって自分の人生も進路変更となった。まあ、それは言い訳にしている部分もあるが。

当初7億弱の借金だったのが、今24億となった。さだまさし矢沢永吉ではないので、それを返すのはかなり難しいだろう。懲役刑になる可能性もあるだろう。しかし、そうなったとしても人生が終わるわけではなく、Life goes on. なのだ。日本に帰ることになれば、日本国憲法により「人は皆、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」ということは保証されている。

大谷選手は幸い今回の苦難を乗り越えられるタフなメンタルも持ち合わせているようで、「メンタルも含めて技術だと思っている」と言ってくれている。前にも書いたが中村天風先生の教えも精神的支えとなっているだろう。

なので、水原君のことはこれ以上袋叩きにせず、成り行きを見守るだけで良いのではないか?まだ39歳。全額返せるかどうかはわからないが、敗者復活の道まで奪う権利は我々外野陣にはないはずだ。

 

今日は午前中満願寺で水汲み、久々に上(お寺)まで行ってお参りした。おみくじは「末吉」、まあそうだろうな。

午後、あまり見る気はなかったが、「レジェンドオブフォールズ」をBSで観た。

なかなかドラマチックなストーリーで面白かった。アンソニー・ホプキンス脳梗塞になってからの演技、顔面麻痺も含めて、がすごかった。あとは、インディアンの葬儀の時ののりとというのか雄たけびというのか、それも良かったし、敵を倒してからの頭の皮をはぐ儀式も垣間見れた。30年前に、カリフォルニアのパームデザートに住んでいた時に、住んでいたビラに、頭の皮をはがれた白人の幽霊が出るという噂が立ったのだが、「なるほど、そういうことだったのか」ということがわかった。幸い自分は遭遇せずに済んだのだが。

 

昨夜の日ハムvsソフトバンクは、一番勢いのあるチームに対して、良く勝ち切ったと思う。山崎福也の粘り強さが光った。この強力打線相手に連勝は難しいとは思うが、楽しみにしている。